新型コロナの影響でたくさんの大会が中止となり、選手たちの練習の成果を発揮することなくこの27期生のボーイズ生活が終わってしまう。そんな心配もありました。
しかし! 毎年3年生の最後の大会を締めくくる、大津びわこ大会は関係者の皆様のおかげをもって開催いただけました。
27期生25名全員で挑んだ本大会。勝つことでしか仲間と過ごす時間を延ばすことはできません。
一回戦は京都嵐山ボーイズ。
いきなり初回に飛び出したのは西谷光世⑥の先頭打者ホームラン!
先発投手はエース右腕の近藤陸翔⑰
誰よりも負けたくない男の気迫は十分。序盤4回までしっかりと試合をつくり5-2と3点をリード.
ところが投手変わって5回裏、相手にスリーランが飛びだし、一気に5-5の同点.
振り出しに戻ってしまって意気消沈?!
そんなわけはありません!すぐに6回表、主砲伊藤秀樹⑲のセンターバックスクリーンへの特大3ランが飛び出し8-5.
そのまま相手打線を封じ込め初戦突破!
続く2回戦は滋賀栗東ボーイズ。
この日の桑員先発は右の本格派山本洋平⑯。
この日の山本は凄かった。力のあるストレートをコースに投げ分け完封勝利。
打っては西谷光世⑥の2試合連続アーチが飛び出し、投打噛み合って4-0で準決勝進出!
準決勝の相手は大阪からの箕面ボーイズ
負けられない準決勝。先発を任されたのはやはりエース近藤陸翔⑰
5回まで1点に抑えると自らのバットで3点タイムリースリーベースの大活躍。
その後も代打山内樹立⑪、岩田周悟②が立て続けにツーベースを放つなどして6回終了時点で9-1。
最後は成長著しい右腕近藤蘭英⑧が抑えて試合終了。決勝進出!
いよいよ決勝戦!
対戦相手は滋賀湖北ボーイズ。
決勝の先発を任されたのはスーパー左腕服部泰河⓷。
一回戦では出会い頭に痛い3ランを浴びてチームを窮地に追い込みました。
それよりも何よりも思い出されるのは去年11月の全国予選決勝戦。
リードした場面、満を持しての登板も自分のピッチングができず相手の優勝の瞬間をマウンドから見たという貴重な経験をしています。
その悔しさを乗り越えて送り出された最終大会での決勝の舞台。
中学3年間の集大成を見せるべくマウンドに上がりました。
そんな仲間を助けたのはキャプテン深尾駿斗㉒。
2回表、どうしても欲しかった先取点をたたき出すソロホームラン。
勢いづいた桑員打線はその後も頼れる扇の要磯村新⑩などのヒットで順調に得点を重ねる。
打線の援護をもらった服部はもはや怖いものなし。
しっかりと最後まで投げ抜き、今度はしっかりと自分たちの優勝を自らのマウンドで踏みしめました!
そこには見事に悔しさを乗り越えた心からの笑顔がありました。
試合後、歓声をあげる仲間を見つめるキャプテンの深尾。
本当に最後まで桑員戦士として懸命に戦ってくれた27期生諸君
ここには書くことができなかった多くの選手含め全員がスーパーヒーローです。
感動をありがとう。
桑員ボーイズ27期生
公式戦試合数 45
33勝12敗
優勝4回
準優勝3回
桑員ボーイズ
背番号 氏名 出身少年団
#0 木戸日詩 笠間クラブ
#1 山口永悟 三里スーパーキッズ
#2 岩田周悟 大山田スーパーボーイズ
#3 服部泰河 大谷台野球少年団
#4 水谷将起 多度フェニックス
#6 西谷光世 多度フェニックス
#7 石垣鳳真 神田スポーツ少年団
#8 近藤蘭英 保々ジュニアーズ
#9 舘祐貴 大谷台野球少年団
#10 磯村新 ブラックサンダース
#11 山内樹立 ブラックサンダース
#12 鈴木奏多 深谷ライオンズ
#13 服部竜也 長島野球スポーツ少年団
#14 石垣諒馬 三和メジャース
#15 辻愛士 神田スポーツ少年団
#16 山本洋平 笹尾東スポーツ少年団
#17 近藤陸翔 藤原スポーツ少年団
#18 千種斗碧 大山田スーパーボーイズ
#19 伊藤秀樹 保々ジュニアーズ
#21 平松知隼 城山下多度クラブ
#22 深尾駿斗 藤原スポーツ少年団
#23 牛田天太 大山田スーパーボーイズ
#24 山北稀威斗 長島野球スポーツ少年団
#25 近藤寛大 四日市トップエース
#30 竹森唯人 友生少年野球クラブ